基本情報
- デザイン/設計
- 細川文太
- 施工
- チーム見聞録
いつもは商業空間を主に請け負っているのですが、時々マンションリノベーションのご依頼をいただくことがあります。この類いつも結構難しいんだけど、住空間を扱う面白さのほうが勝ってしまうんだな、これがw
お施主様と、「リノベル」「リノッショ」「pintarest」なんかで写真をみながらイメージ先行する中で、自分たちが考えるのはまず、「解体したらどうなっているか」。
恐ろしく冷静に、躯体下地の具合や配管、配線の通りをガン見します。だって、既存にあわせてリノベーションの図面を作成するのはメチャ高度な技術を要するから。
今回のリノベのポイント、和室を洋風の仕事部屋へ変える、というミッションの中に、「引き違い扉をふやす」という難問が潜んでおりました。これ、簡単なようで超むずかしい。逆にこのミッションをなんなくできるようになれば、リノベ野郎(ガールも♡)として一人前だと自分は認めます。それくらいに建具の納まりや使い勝手の絡む改装はむずかしいっす!
でもやはり燃えてしまう。建具の通る芯を出しなおして、鴨居と敷居を作り変え、フローリングとのチリを調整して、戸袋の納まりの誤差を解消し…何重にも絡み合ったトラップを解除するようにして、5枚の建具の最適な解を導き出せたとき、それがモノづくり野郎としての最高のアドレナリンタイムなのを知っているから。
そして、その熱い気持ちにチーム見聞録の職方たちがピシャリ答えてくれて、今回のリノベの最大のポイントをうまくキャリーオンできたのではと感じております。
こういった、マンションリノベはこれからもガンガンやっていこうと思ってますので、フルスケルトンからでも、もちろんちょっとした水周りだけ、とかでもお気軽に御相談ください。大好物なんでw